イタチ長編【夢小説】
□信じること
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「イタチ君?どこにいるのー。」
がらんとしたイタチ君の家。
どうやら誰もいないみたいだった。
「あれー?」
・・・これって不法侵入じゃん!
とか思いながら少し玄関のへと後ずさりする。
「朱音ちゃん!?」
「ひえっ!!」
思わず驚いてしまったあたし。振り向くとイタチ君を抱っこしたミコトさんが顔色を変えて立っていた。
不安が伝染してイタチ君も眉毛がハの字になっていた。
忍界大戦が終わって間もないころだった。
「朱音ちゃん、あ母さんが・・・。」
その顔は、明らかに朗報ではなかった。
「・・・何か、あったんですか?」
口をつむぐミコトさん。
「・・・とにかく行きましょう。」
あたしはミコトさんについて行くことにした。
頭には何も浮かんでこなかった。