黒キ国ハ光求メテ

□Chapter V
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まずは俺から話すよ。

あれは、今朝のことだったかな。突然アーサーから電話がかかってきたんだ。

「Hello?何の用だい?」

『あ、アルフレッ……頼む!今すぐ家に来てくれ!』

「え?」

『理由説明してる暇なんてねーんだよ!早く来てく……うわあぁぁぁ!』

「アーサー!?」

『やめろ!来るな……もうお前は俺じゃない!アルフレッド、頼む!たす……け……』

「アーサー!なにがあったんだい!?アーサー!!!」

−ブッ、ツーツーツーツー……−

とにかく俺は嫌な予感がしてならなかったから、急いでアーサーの家に行ったんだ。そうしたら……家からでてきたのは、アーサーであってアーサーじゃない人間だった。

アーサーであってアーサーじゃない?どういうことだ?

なんて言えばいいかな……そうだ、過去だよ!アーサーは、過去の姿をしていたんだそ。

アーサーもか……ヴェストもおんなじような感じだ。それで襲われかけて、命からがら逃げ出してきたってとこだろ?

まあそうなるね……

あ、じゃあ次、僕が話していいですか?

マシューか?ああ。
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