黒キ国ハ光求メテ

□Chapter V
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三人はアルフレッドの家まで逃げると、扉を叩いた。すると、すぐにアルフレッドが姿を現した。

「やあ、君たちも逃げてきたのかい?」

「君たち"も"……?」

「……」

アルフレッドは黙って三人をリビングに通した。そこには−

「ギルちゃん!ローデリヒ!フェリちゃん!」

「と、トーニョ!?」

「うわあぁぁぁん、フェリシアーノー!!」

「ふ、フェリクス!?どうしたの!?」

「ローデリヒくん……君も逃げてきたんだね。」

「イヴァン、貴方もですか……」

アントーニョ、イヴァン、フェリクス、耀、マシュー、バッシュ、サディクの七人がリビングに集まっていた。

「トーリスが……トーリスが別人みたいになってまったんよ!俺、どうしたらいいんだしー!」

「お、落ち着いてフェリクス……」

「……で、君たちのとこは誰がおかしくなったんだい?」

「ヴェストとエリザの二人だ。あと、聞いた話だけだと菊もな。」

「聞いた話、じゃねーある!我はちゃんとこの目で見たあるよ!」

「……なあ、みんな。」

興奮する耀を抑えながら、ギルベルトはゆっくりと口を開いた。

「教えてくれないか?誰がどんなふうにおかしくなっちまったのか……」

「……ああ。」

アルフレッドはかけていたメガネを押し上げると、そっと口を開いた。
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