luv*

□love.was
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―――――きっと、思ってる以上に好きだったんだと思う。




君に初めて会ったのは、確か9月だった。
正確に言うと、9月11日。
しっかり覚えてる自分がやだ。

あの時は、お互い目が合うとはにかむ。みたいな、そんな初々しい関係だった。

でも、どんどん距離は近くなってく。
次第に、会うだけでは満足できなくなって、話すだけでも満足できなくなった。


――君が好きなんだって気づいた。

だから、この世に両思いなんてそんな都合のいいことないと思ってた。



……都合のいいことは起こってしまった。

今思えば、あの時が一番良かったと思う。

付き合って初めてのハグ。
付き合って初めてのキス。

何でも楽しかったあの頃。
でも、些細なことで傷ついていたあの頃。

片思いは辛いぶんとても楽しかった。
両思いは楽しいぶん嫌なことが多かったよね。

……だっていつか別れが来るから。

君は、「別れない。」とか、「ずっと好きやから。」とか、言ってたのに。

あの日以来、人の言葉を簡単に信じられなくなった。

それから、君とは距離ができた。
長く、太い溝。

私も、もう好きじゃない……なんて思っていたのに。

きっと、まだ好きなんだ。って思った。

辛い。

好きだけど嫌い。

女好きって聞いた。

だけど、好き。

どうしようもない思いは、今日も消化不良を起こしている。

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