黒子のバスケ
□夢を見た
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「真ちゃん!」
「なんなのだよ高尾」
いつもと同じ朝。
俺はリアカーに乗り、高尾は汗をかきながら自転車をこいでいる。
なんの変哲もない、変わらない、同じ毎日。
手元にもきちんとラッキーアイテムがある。
それが少々可笑しな物でも、俺の一日をサポートしてくれる大切な相棒。
今日の俺のラッキーアイテム、それは…
「真ちゃん、お願いだからそれ外して…」
「ん?これのことか?」
「なんか俺まで変な目で見られてるのー」
「SM嬢の蝶メガネなのだよ」
「うん、いや、だから、今だけでもいいから外してくれない?」
「いや、俺がこれを外すことによってどれだけの運気が逃げていくか考えて見た方がいいのだよ高尾。外した途端…アレなのだよ、そのー…た、高尾爆発して吹っ飛ぶのだよ」
「うわ唐突!ていうかアイテムないとどんだけ運悪いの真ちゃ…あ!ほら!真ちゃん今すぐ外して!!」
「ん…?」
「あ、あれがキセキの世d「見ちゃダメです火神くん」
「お、おいおい…見られたよ真ちゃん…」
「心配ない。アイツなら分かるはずなのだよ」
「ていうかねえ、これじゃ俺がMみたいじゃん?」
「…」
「…え?」
「お、お前よく公共の場でそんなこと…//」
「俺には真ちゃんの恥ずかしいツボが分かりません」
「そ、そうか…?」
「ま、そんなとこが可愛くて好きなんだけどね!」
「じ、じゃあ今日は俺が上でいいか…?」
「え、マジ?…でも、たまには…いい、かな」
「という夢を見たのだよ」
「どんなだよ!真ちゃんの頭ん中どうなってんの!!なんでちゃっかり見られてるの!現実味ありまくるんですけど!」
「…そうだな」
ドサッ
「えーっ!ちょっと!!真ちゃん!!退けて退けてっ!ダメだって!」
「夢の続き、させてくれるんだろうな、高尾…」
「ぎゃああああああああああああああああっ」
END