君と僕
□もう、双子じゃない*
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「...祐希?」
悠太が不思議がってこちらを見上げる。
「やっとこっち向いた悠太...」
「ちょっと...俺遊んでる暇ないの。離しー
悠太は黙った。
正確には、喋れなくなったのだ。
俺が押し付けた唇で。
「ーッンんっ//」
なんて色っぽい声で鳴くんだろう。
無理矢理入れた舌を絡ませる。
グチュグチュ...と卑猥な水音が響く。
悠太は必死に抵抗していた。
が、敵うはずない。
今は俺の方が高い所にいる。
俺が有利なんだ。
しばらく舌を絡ませると、悠太の意識は曖昧になり、まともな返答もできなくなった。
(こういうのホント駄目なんだなぁ悠太は...)
「プハッ...//はぁっはぁっ...//」
口を離すと、悠太は肩で大きく荒い息をした。
「ゆ、き...な、何をす
「そんな顔で言ったって何の迫力もないよ」
「ッッぁーっ//駄目、ゆ、き、ぃー...」
キスだけで勃ってしまった悠太のそれを撫ぜると、これまでにないほど切ない声で鳴いてみせた。
(やばいな...これ俺もそろそろ...)
自分のそれを見てから、しっかりと理性を保てるように念じた。
いくら悠太にイジワルするといっても、やっぱり悠太だから傷つけたくはない。
俺は落ち着きを取り戻すようにゆっくりと、悠太のシャツのボタンを外した。