君と僕
□ふたりきり
1ページ/5ページ
「そういう橘くんは、好きな人いないの?」
只今、わたくし橘千鶴は、東先生と恋バナ中でございます。
修学旅行に来て、何故か風邪をひいて、お留守番。
ちなみに東先生は、二日酔いで、お留守番。
「好きな人・・・」
「俺はいるよ。好きな人」
「!?」
なんだこの急展開!
まさかの東先生最先端情報GETか!?
ていうか、俺は答えさせてもらえない、と・・・
横目でチラッと先生を見る。
・・・。
「何ジロジロ見てるんすか、先生・・・」
東先生は俺を見ていた。
「んー?んふふふふ♪」
「な、何幸せそうに笑ってっっぅわわっ///」
先生は何故か手に酒瓶を持っていて、またほんのりと頬が染まり始めていて。
幸せそうな笑顔を向けられると何故かキュッと胸が締め付けられて。
髪を触られると少しドキドキした。
な、何考えてんだ俺っ///