君と僕
□要がいい
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「かーなめっ」
こっそり生徒会室に入って、せかせかと書類を整理する愛しい背中に抱きついた。
「ぅおっ」
あ、要がびっくりしてる。
でも、ごめん、なんて言わないよ。
「要、可愛い」
「はぁ！？」
あ、またびっくりしてる。
はぁ！？とか言いつつ顔赤くしてんじゃん。
「な、何こっち見てんだお前っ」
要が可愛いせいですよ。
しょうがないじゃん。
「お前じゃないですー」
「・・・」
あ、そうだ。
「ちゃんと名前で読んでくんないと離してあげない」
「な、なぁに訳分かんねえことぬかしてんだテメェ」
「早く言わないとどんどん言いにくくなるよ？」
「どういう意味だよ」
「はい第二段階、俺祐希が好き！で」
「え」
「俺祐希が好きって言わなきゃ離さない」
「ななななななな何！！？」
俺らはただの友達。
要はそう思ってるかもしれないけど、俺はー・・・
「あ、あれ？悠太はどうした悠太は？」
なんで俺の名前より先に悠太って言うの。
そろそろ許さないよ？
「先に帰ったよ。」
「ぉおおそうか。珍しいな」
あ、そういえば要って影の天然なんだっけ？
じゃああれくらい言ったんじゃ分からないのか。
「ねえ要、俺って異常？」
「なんだよ、つーか離せ。これ明日までに整理しなきゃいけねえんだよ」
あ、要の奴、落ち着いてきたな。
「誰に頼まれたの」
「あ、東先生・・・」
なあにその間は。
気に入らないなあ。
「ねえ？答えて」
「お前の質問意味わかんねえし」
「じゃあハッキリ言うよ」
「なんだよ改まって」
「俺、要が好き」
「そりゃあ昔から一緒だったからな。俺も・・・同じだと思う」
そろそろ腕が疲れたよ。
「俺の気持ちと要の気持ちは同じってこと？」
「まあそうなんじゃねえの？」
「良かった」
「え？」
腕を離す。
いきなりで驚いたのか、要がこちらを見上げた。
ああこの顔は何にも分かってないや。
もう知らない。
その賢いオツムで考えて。
でもやっぱり考える時間あげるの、やめた。
要のことだから、絶対結論にたどり着くまで時間ぎかかるもん。
「どうしたんっー」
何か話そうと開きかけた唇に、自分のそれを押し付ける。
熱い口の中に舌を入れる。
強引に要の舌と絡める。
要は甘い吐息を漏らし、とろけるような目をした。
「ぷはっ」
「要、顔がいやらしい」
「な、なんでこんなっ」
「好きだから」
「いや、俺の好きは、」
「愛してる」
要は、朦朧とした目のまま俺のみぞおちにパンチを入れた。
小さなパンチを。
それから、ぽろぽろと涙を落とした。
「うわ要、そんなに嫌？」
「嫌、なんて言わない」
「じゃあ何。」
「う、嬉しかったんだよっ」
マジですか。
「お前は随分サラッと言うんだな。俺は、お前との関係を壊すのが怖くて言えなかった」
「だーかーら、お前じゃないって」
「好き、とか、意識すると、逆に言えなくなる・・・」
うわー
何可愛い顔で
可愛いこと言っちゃってんの？
反則だよそれ
ふと窓の方に目をやると、あたりはもう暗くなっていた。
「要〜いくらなんでもこの時間まで頑張ることはないよ」
「べ、別に頑張ってないし」
強がるところ
「お、お前ちょっとそっち向いてろっ。こっち見んなよ」
「そっちってどっち？」
「窓の方だよっ」
「なんで？」
「いいからっ」
・・・
「ーっお、俺はおま、祐希が、す、好きだっ」
「！？」
しまった不意打ち！
「ていうかもう腕離してるけどね」
「ぁ、」
「まあいいや、俺得俺得」
不意打ちのようにデレるところ
柔らかい唇も、
色素の薄い肌も、
サラッとまとまる髪も、
縁の下の力持ちなとこも、
眼鏡越しに見える綺麗な目も、
全部が要だから。
要じゃなきゃ、ダメなんだ。
要じゃないとー・・・
♡END♡
要って本当に可愛いと思います。
小野さんいい声してますよね！
アニメになったらますます好きになりました☆
ちなみに皆さん祐希派ですか？悠太派ですか？
私は、ゆ・・・
選べませんでした( *｀ω´)
木村さんも内山さんも好きです。
もちろん入野さんも豊永さんも可愛いです。
鳥海さんも梶さんも可愛い・・・
きりがないので終わりますww
意見はメールから、お願いします。
では。