K

□キライ*
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「あっ、も、やめっ…」


真っ赤に染まった頬で高ぶった喘ぎ声を出す美咲。

いつもの反抗的な態度とは違えど、これもまた趣深い。


かたくなった美咲のそれを握り、ゆっくりと上下に動かした。


「ひぁっ…ぁ…もう、マジでやめろ、猿っ…こんなことっして、何が楽しいんだ、よっ…」

「はぁ?そんなの美咲が可愛いからに決まってんじゃん」

「だからっ、手、止めろって言ってんだろっ!!」


噛み付くように言ってきた美咲を見て、手を止めた。


「ん?それは手だけじゃやだってお願いしてるのかなぁ?美沙ぃ」

「名前で呼んでんじゃねーっつってんだろーが!!」

「そんなこと言う余裕あんなら別にいーんじゃねーの?…あ、でも…。今日の美咲は敏感だから〜」


手を離して眼鏡も外した。

美咲のタンクトップを肩まで一気に引き上げて、ピンク色になった可愛い乳首に噛み付いた。


「ゃっ…、やめろ!!」

「うるさいなぁ…」


感じてるくせに。


舌でゆっくり弄る。


「や…めろ…よ」

「うるさいって言ってんだろ美咲ぃ」


唇を塞いだ。舌を無理矢理絡ませると、言葉の出なくなった美咲はトロンとした目をして俺を受け入れた。

首筋を伝う唾液もゆっくりも舌で舐めとった。


チラ、と美咲の下半身を見る。


ほら、やっぱり。


「嫌だったらこんなに感じないだろ美咲ぃー」


ツン、と勃ったそれを弾くと、我慢の糸が切れたかのようにドピュっと白濁の蜜が吹き出した。

それを目の当たりにした美咲はさっきよりもっと顔を赤くして目をそらした。


「く、そっ…」


目を閉じようとした美咲の胸元に口を運んだ。


「…ってぇな!」

「よかった起きた。まだ寝んじゃねーよ自分だけ気持ちよくなっといて」

「よかったじゃねーよこれどーすんだ!」


胸元のキスマークを指差しながら俺に怒鳴った。


「…はぁ?そんなの隣にあるお前の宝物の赤い印と一緒に他の奴らに自慢すればいいんじゃねーの?」

「死にたいのかお前」

「いいや、死ぬ前に美咲のケツに突っ込んどきたいんだよなー…いいだろ俺だって溜まってんだ」

「嫌だ来るな…」

「俺は好き美咲のこと」

「大っ嫌いだ…」

「俺は大好き美咲のこと」


ずいずいと壁まで追い詰める。


「俺が好きでやってんだから、別にお前が気にすることじゃねーよな?」

「ひっ…」



八田はこの日の夜、大好きな尊の元に帰らなかったという。



end
 

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