She doesn't like baseball.

□第5話
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それから2週間後.....7月の半ば....結局神崎と話したりとかはなく、気付けば夏大が始まろうとしていた。
初戦は桐青(とはいっても2回戦目だが。)
去年の優勝校と当たってしまった。

そしてうちは、浜田の話しによると、応援客を集めるとの話しになっているらしい。

夏大まであと6日....。
今日は休日...練習をしている。


カキーン カキーンッ

バットの金属音が鳴り響く。

あと6日...全くそんな感じがしない。緊張もあんまりしていない...はず。


「はい!!じゃあ次は守備練習ね!!」

とももかんに言われ、守備練を始める。
今日は天気がかなり良く、フライを捕る練習も眩しくて一苦労。

すると、レフトの水谷が....

「やっべ!!」


落とした。フライを。

 ハアーッ またかよ。


「クソレフト〜!!お前またやりやがったな?!本番ミスったら絞めるぞ!!」

「だって!太陽が眩しかったんだよぉ〜」

「そんなん知るか!!」

そしてそれを見ていた阿部はキレるという。
....にしても、水谷....三星の時に1回やってまだ懲りねぇかよ。


〜休憩時間〜

浜田に話し掛けられた。

「泉。」

「ん?」

「ここだけの話なんだけどさ、応援客を200人くらい集めたんだよ。」

に....

「200人?!」

「声でけぇよ。他のメンバーには開会式が終わった後に言うんだから。」

「何で?」

「三橋に知れ渡ったらアイツ、練習中でも緊張するかもしれねえじゃん?そんで調子崩すのはマズいだろ...と思って。」

「そうか。」

(確かにそうかもな。)

「でさ、9組の奴らに全員来てもらおうと思ってたんだけどさ...神崎だけ行かないって言ってんだよな。」

....9組の奴ら全員誘ったんだ。神崎...そっか...やっぱ行かない....。
あ...そっか...!!

「で...どうしようかなぁ〜?って...やっぱ全員に来てもらいたいけど、イヤイヤ来られてもお前達にとって気に障るだけだろ?」

「そうだ!!」

そうしよう。

「は?泉?」

「俺が神崎を説得する。」

「え!?いや...無理だろ。だってアイツ、野球嫌いだっつってんだろ?」

「そうだけどさ。やっぱり...な?」

「まあ、泉がそこまで言うなら反対しねえけど...まあ、よろしく。」

泉...一体どうしたんだ?と考える浜田と、何を思い付いたのか、とてもハキハキとしている泉。


それから休憩が終わり、その後も練習をやり、9時頃に部活が終了。
朝から晩まで毎日クタクタな生活だ。
今日は日曜日。大会は今週の土曜。
ちゃくちゃくと進んでいく時間が俺達に緊張感を与える。
よし、さっき思い付いたことと共に、ファイトだ!俺。







***


ひ、久しぶりの更新になりすぎてしまいました(°°;)
スミマセン。。

まあ、とりあえず...桐青戦が何か意味をもたらすのでしょうかね??(o^^o)

さて、5話目でした!!

更新はノロノロですが、頑張りますので....今後ともよろしくお願いします(*^^*)

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