MINHO

□Pride
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−Yunho Side−

ふぅ・・・チャンミンとちゃんと(・・・なのかは微妙なんだけど)付き合いはじめて、半年が過ぎてた。

もちろん、俺はチャンミンじゃないといけない身体のまま。
諦めたくなくて、今でもこっそり自分でするんだけど・・・見事結果は惨敗。


チャンミンが仕事で忙しい時は、チャンミンにおねだりも出来ないし(やっぱり恥ずかしいから。)自分では出来ないし・・・。
でも若さ故に溜まるものは溜まる。
惨敗すると分かってても、しこたま意地になって、やってしまう。
で、悔しくて凹んでしまう。
というのばっか。


・・・・で、今日もバスルームで惨敗。

頑張り過ぎたのか、逆上せ気味で気持ち悪くなって、キッチンの椅子に腰を掛けた。

ひんやりして気持ち良いテーブルに頬をべたりと貼りつけてぼおっとしていた。


喉がからからだけど、水を飲みに行くのもダルい・・・。

コトッと音がする方に顔を向けると、目の前に美味しそうな水が入ったペットボトルが置かれてる。
誰だろうと思い視線だけペットボトル越しから見える人影に向けた。

「チャ・・・チャンミン!!」

「ただいまです。」


まだマフラーを首に巻き、黒いロングコートを身に纏ったモデルのようなチャンミンが立っていた。

思わず、体を起こした。

「お、お帰り。」


何でか分からないけど、最近チャンミンに話す時だけ吃ってしまう。

ばれてないよなっ。

俺がバスルームで挑戦するのはチャンミンが仕事で遅い時か泊まりでいない時にしかしない。
決して悪い事してないけど、何かばれるのが嫌なんだよ。


「水ありがとう。早かったんだな。」

平常心!!

「ええ。・・・自分でイけました?クスッ。」

お互いの鼻が触れるか触れないかの距離にチャンミンの顔があって。
悪巧みをしてるような意地悪な表情で囁くチャンミンに腰を引いてしまうと同時に、体は熱くなって疼いてしまう。

「し、してない。」

でも、条件反射ですぐにばれる嘘をついてしまう。

「ふぅ〜ん、そうですか。じゃお風呂入って来ます。」

チャンミンは、マフラーを取り、コートを脱いで椅子に掛けるとそそくさとバスルームに向かった。
その後ろ姿を見ながらほっと安堵した。
ばれてないだろうし、問い詰められる事も無かったから。



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