MINHO

□Incantation
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「っあっ・・・。もぅ・・・。」

「ふふっ。でも、ここはひくついて欲しがってますよ?おねだりしないと上げませんよ?」

俺の姿を舐め回し、楽しんでるように囁くチャンミンをぼぅと見上げた。

「っ・・・。チャンミン・・・好きっ。だかぁら、ほ・・・。欲しい。」

その言葉に、満足気ににっこり笑ったチャンミンを引き寄せて唇を重ねた。



なんでこんな事になってしまったんだろう。



ああ。
あの日か。





あの日、色んな事があった。
いや・・・。
朝から、おかしな事が沢山あった。
あの日を境に変わってしまった。俺も、そして、可愛い弟も・・・。

あの日から毎日、体を求められた。
気を失いそうになっても、無理やり突っ込まれ、起こされては犯される。

抵抗はするけど・・・。
やっぱり可愛い弟だから、殴るとかそういうのは出来ないし、いざこざも嫌だし・・・。

それに・・・。
男は心と体は別物。
日に日に、体はチャンミンから与えられる刺激を欲しがった。

チャンミンは俺を抱く度に、呪文のように甘く耳元で囁くんだ。


「僕無しじゃ生きれなくなりますよ。身体も心もね。僕だけのユノヒョン。」


そうして、優しい髪を触りながら、頬、首筋にちゅっとキスをしてくれる。


「・・・。っあっ。はんっ。」

おかげで、体は常にだるっぽさが抜けない日々が続いた。

チャンミンの意図も分からない。
ただ欲望と快楽の解放にすぎない。

こんな生産性の無い毎日が続くのだろうと思ってた。


そう、快感と理性の狭間に悩まされながらも・・・。



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