*詩*

□かえり道
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二人並んだ車輪の影
夕暮れ顔の帰り道

どうでもいい話して
ふざけあって
馬鹿してたあの頃

僕等の夏へと
導いてくれたり

今この瞬間に
繋がっていたり

大切な思い出を
敷き詰めた
長い長いアスファルトの道

君との関係が
このままでいいのか
わからずに

過ぎてゆく日々が
不安になって

指折りして
数えたあの日まで

もうすぐそこまで
きている

何も出来ずに
なんとなく明日が訪れて

また駄目だった

なんて言葉に逃げて
誰かのせいにしてたけど

あの夕暮れ顔した
帰り道で

僕が恋した君を
探しにゆくよ

先行く君を
追いかけたくて

伸びた影を連れて
走り出した

少しずつでも
距離が縮められたら

それだけで
嬉しすぎるの

永遠なんて儚いものは
願わないけど

これからの僕等に
終わりがこないように

尽きる事のない想いを
確かめるように

君の後ろ姿に
そっと願いを込めた
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