一話物語
□好きだけど
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「お前オレのこと好きでしょ?」
「……なに、どうしたの?フラれすぎて頭がイッちゃった?」
「うわ、お前失礼ね。」
「心配してんの。四回もフラれて傷付いたお前を。」
「フラれる原因は明確なんだけどなー。」
「お前の浮気?」
「ちっげーよ!お前だよお前!」
「…は?オレ?」
「そ。オレは彼女よりお前のことを大事にしてるらしい。」
「…ちゃんと彼女達のこと好きだったわけ?」
「まあそれなりに。」
「うん、お前が悪い。」
「オレたぶん、どの彼女と付き合った時も、お前が一番大事だったと思う。…だからさ、オレと付き合お?」
「…な、に言ってんの、」
「お前はオレが好きでしょ?オレはお前が一番大事。ほら、問題ない。」
「………や、やだ!絶対やだっ。」
「あっ、おい!逃げんな、って…。…ったく。」
好きだけど
「ち、ち、近付くなっ。」
「えー、なんで。この前の返事もまだ聞いてないのに。」
「は!?しただろ!」
「オレは本当の返事が聞きたいの。」
「ほんとって…。あれ意外の返事なんてないっ。」
「…意地でも好きって言わせてやる。」
嬉しすぎて、心が持たない。
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会話文ハマってます。
130317