明かりを消した部屋の中、布団の冷たさに人肌が恋しくなる。
皆が寝静まっていくのに目が冴えて眠れない夜は、1人取り残されたみたいで嫌い。
涙が寂しさを助長するが、枕に吸い込まれていくたび、
熱を持った目頭は冷えて静かに瞼を閉じる。
諦めの感情が沸き起こり、自分の体温で暖かくなった布団に潜る。
寂しいと言葉にすることは出来るようになったけど、そう現実は甘くない。
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メニューは、省きます。
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会いたい時に会えるほど、時間は無数にない。
ゆっくりと薄れてゆく意識の中で、ぼんやりと考える。
諦めを覚えたのは、いつのことだったか…。