強欲なる食堂
□愛なき求め合い
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「愛なき求め合い」
僕等の間には、
愛などない。
ただ呼吸をするように
体を幾度となく重ね、
お互いの存在を
確かめ合っているだけ。
あぁ。
虚しい行為だと分かっている。
でも、
今更止められない。
自分の存在が
゙不確か"に戻るのが怖くて、
もう止めようって言えないの。
あぁ。
ごめんなさい。
臆病な私を赦して。
甘い声で啼く度に
罪悪感が涙を頬に伝わせる。
あぁ、
いっそ殺して。
†
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