ゆめめめーん

□我慢比べ
1ページ/1ページ


「名無しさん、我慢比べしようか」
「我慢比べ?」
「うん」

本から顔を上げて、キョトンとする名無しさんに、僕はニコニコと笑いかけた。

「…なんか変なこと考えてるでしょ」
「えっ」

怪訝そうに睨まれた僕は思わず視線を泳がせる。そんな僕を見て、名無しさんは「やっぱり…」と呟いて読んでいた本に視線を落とした。

「べ、別に変なこと考えてないよ。ただイったら負け、みたいなルールで69して名無しさんのおっぱい吸ってズッコンバッコンしたいなって思ってただけで」
「…変なことだよそれ」

「も〜」と呆れたようにため息をつきながら、名無しさんは本をパタンと閉じた。ソファーにぱふんともたれかかると彼女は小さく口を開いた。

「普通にえっちしたいって言えば良いのに…」
「え。普通に誘ってえっちしてくれるの!?」

食い気味に名無しさんに詰め寄れば、「えっと…」と必死に言葉を繋げようとしている。困った顔がたまんなく可愛い。グイッと此方に引き寄せると、驚いたように目を丸くした。
首筋にちゅっと口づけたら、名無しさんはくすぐったそうに声を漏らした。ペロリと耳裏を舐め上げて、空いた手で腰をさすりながら「名無しさん」と名前を呼んだ。

「な、に?」
「我慢比べ、しよ?」







----

「…エンヴィー」
「ん?」
「我慢比べってさ」
「うん」
「私が我慢するの?」
「ご名答っ」

ベッドに寝かせた名無しさんにニッコリ笑ってみせると、呆れたような表情でため息をつかれた。気にせずにスルスルと彼女のショーツを下ろしていけば、可愛い控えめな茂みが姿を現す。思わず口元が緩むと、パッと恥ずかしそうにスカートで覆い隠された。

「に、ニヤニヤしないでよっ」
「無理。可愛いもん」

名無しさんの手を優しく掴んでスカートから退けると、「ばか!」と抵抗を諦めた可愛い声が聞こえた。

「そんなこと言っちゃって〜。最後にはどーせヘロンヘロンになって『名無しさんのことめちゃくちゃにしてぇっ』って叫ぶクセに」
「わざわざ変身して言わなくていいじゃんか!」

ぺしんと僕の額を叩いた後、「もぅ〜」と、恥ずかしそうに彼女は手元にあった枕で顔を隠した。

「それだめ。名無しさんの感じてる顔が見えない」
「見なくていいですっ」
「…絶対見るから」
「え……ぅひゃぁっ、ぁあ」

僕は彼女の脚をガバッと開くと、顔を近づけて陰核をペロリと舐めた。まだ濡れていないソコには刺激が強すぎたのか、名無しさんは表情を歪めたが僕は気にせずに舌を這わせた。

小陰唇をじゅるりと吸うと、小さな喘ぎ声が漏れ出した。

「ぁ、ふぁ、ぁ…ん、」
「何か出てきたよ名無しさんちゃん」

とろりと溢れた膣液を舌で舐めとって、ニヤリと顔を上げた。

「何それ知らないっ」

顔を真っ赤にしてぷいっとそっぽを向いた名無しさんに顔を近づけると、驚いたような表情を見せた。油断していた彼女の枕をポーンと向こうに投げてニッコリと笑いかける。

「な、に?」
「ちゅーしたくなった」

唇を重ねると、最初こそ嫌がっていたものの、どちらの唾液がどちらにあるのか分からないくらいに舌を絡めれば、少ない抵抗もすぐに終わる。

「んはぁっ、ん、あ、ぁぁっ」

キスを続けながら舐めていたソコに指を添えると、ちゅぷん。と、いとも簡単に僕の中指を飲み込んだ。

「…名無しさん、感じてるの?」

耳元でそう囁くと、一本しか入れていない膣内が物足りなさそうにヒクついた。

「か、んじて、ぁ、んな、」
「まだ一本なのに。じゅくじゅくだよ?」

もう一本もスルリと侵入させて軽く動かすと、名無しさんは気持ちよさそうに眉を下げて声を漏らした。

「あ、はぁっん、ぁっ、エンヴィー、なんか、ぅあ、いきそ…っ」
「はやいなあー。でもまだダメ」
「ぁ、う…」

指を引き抜くと切ない表情で此方を見てくる名無しさん。…可愛すぎ!

「僕のもしてもらおっかな〜」
「へ?、わぁ」

膝立ちになって、ぼろん。と既に反り返った僕の自身を取り出した。名無しさんはびっくりした声をあげながらも、おずおずとソレを手にとって上下に扱き始めた。

「ぁ…はぁ…っ…先端、舐めて?」
「う、うん」

名無しさんは言われたとおりに、亀頭の先端を口に含み裏側をペロリと舐めた。ゾクゾクとした感覚に、更に下半身に血が集まるのが分かる。

一生懸命チロチロと舐める名無しさんが可愛くて、思わず頭を優しく撫でると、嬉しそうな顔をしてこちらを見上げた。

「エンヴィー、気持ちいいの?」
「当たり前じゃん。名無しさんにちんぽしゃぶられてるって状況だけでイきそうなのに」
「ば、ばかっ。ストレートに言い過ぎ」

慌てて顔を戻すと、名無しさんは根元まで僕の自身をくわえ込んだ。息が漏れる。彼女はそんな僕の反応を楽しむようにじゅぽじゅぽと音を立てながら頭を前後に振った。

「…名無しさん、もういいよ」
「…ふ、ぁ。え?」
「入れたい。名無しさんも悶々としてるんでしょ?」

キュッと乳首を摘むと「ひゃぅ!」と可愛い声と共に肩が震える。 もう無理。我慢できない。

名無しさんを優しくベッドに寝かせると、脚を開かせトロトロと溢れている膣液を先端に塗りつけた。
膣口ににゅぽにゅぽと出し入れすると、もどかしそうな名無しさんの声が聞こえた。

「ぁ、エンヴィー…、は、はやくぅ…」
「えー。んじゃあお願いしてよ」
「おね、がい?」

うん。とニコニコと笑いかけて僕は言葉を続ける。

「『エンヴィーのおちんちんを名無しさんに突っ込んで気持ちよくさせてください』ね、言えるよね?」
「い、いえるわけないっ」

あわあわと顔を真っ赤にする名無しさんの耳元で、僕はそっと囁いた。

「…ずっとこのままで、いいの?」

僕は彼女に半分程入れて、抜く。ということを繰り返していた。その度に名無しさんは喘ぎ声と、切ない声を出している。

「…ねぇ、名無しさん」
「ぁあっん、っ!」

僕は半分にゅぷりと入れた自身を一気に引き抜く。

「ぅ…ふぁ…」
「何て言えばいいか、わかる?」

もどかしそうに下を見つめる名無しさん。傍らにあったシーツを恥ずかしそうにくわえながら視線だけを僕に移して口を開いた。

「…え、エンヴィーの…お、ちんちん。を…名無しさんに、つ、つ突っ込んで、。ぇと…気持ちよく、させてください…っ」

「…よくできましたっ」
「ひぅ、ぁっ。ふぁ、あぁぁっ!」


奥までずん。と腰を落とした。

「…名無しさん、もうちょっと力抜いて」
「ぁ、あぁ、むり、むりぃっ」

決して少なくない位に身体は重ねている筈なのに、名無しさんのココは処女かというくらいに狭くて、キツい。

「エン、ヴィっ、は、ぅぁ、あぁ、も、」
「…僕もヤバいかも」

シーツはお互いの体液で既にびしょびしょになって、更に増す締め付けに僕の限界も近づいてくる。

彼女への配慮なんか頭に残らない位、僕は夢中で腰を振った。
僕の下で喘ぐ名無しさんもトロンとした艶やかな表情で乱れている。

「、ぁ、はぁ、んぁあっ!」

腰を振りながら名無しさんの首元に噛みつくと、一段と高い声を上げた。ちゅうっと吸い上げれば、ピクンと名無しさんの肩が震え、また膣内が締め付けられた。

「ぁ、ちょ、名無しさん…ヤバいって…」
「だめ、も、むりっあ、んぁ、エンヴィ、エンヴィー…!」

…そんな切ない声色で名前呼ばれたらたまんないっての。

「あっ、ぁ、ああっゃ、ん…っひ、ぁああ!」
「…ぁ…名無しさんっ…!」

射精感だけを求めガツガツと子宮口へ自身を当てると、ビクビクと彼女の膣内が収縮した。

僕もそれに応えるように精液をナカに吐き出すと、汗で彼女の額についている髪をどけそっとそこに口づける。

荒い息を繰り返しながらぼんやりと僕を見つめる名無しさんに、ニッコリと笑いかけた。


「…我慢比べ、僕の勝ちだね」

















我慢比べ


(エンヴィーのが先だったよ!)
(いんや〜名無しさんが先だったね)



----
お題より。シーツをくわえる、肩にかみつく、名前を呼ぶ。豪華に三つも取り入れてみました。()

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ