本nrt

□狂ってしまった彼の笑顔は
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テンゾウが捕まった。


でも、敵に捕らわれた、では決してなく。

…里内で、火影様の監視付きの部屋に強制収容――ほとんど監禁状態にあるのだそうだ。


理由は、テンゾウの不祥事。





『じゃあやどり、行ってくるね』





そう言って彼が任務に出ていったのは幾日か前。



予想以上にハードだった任務は、困難を極めた。

そんな状況のなか、里への応援要請を最後に途絶えた、テンゾウからの連絡。


それから応援部隊が任務地からなんとか還ってきた。


肩に担がれていたのは、





『…!テンゾウっ!』





愛しい、恋人。

でも、久しぶりのその姿はぐったりとし、有無を言わさず病院へ搬送。



そしてその夜。


病院からの脱走者が一人、いた。

…テンゾウだった。





























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