長編〜二度歩む道〜
□プロローグ
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キィィイイイッ!
ドンッ!
「っ!***!」
『ぐっ、がぁっ』
「何で、俺何かの為に!」
『はっ、ダチッ、だから、さ』
「だからって!」
『ゲハッ、ガハッガホッ』
「***?!今救急車呼ぶからなっ!」
『もっ、無理だ、って』
「お前が諦めてどうすんだよ!」
『お前が、泣いてっ、ぐっ、どうすんだよ・・・』
「も、喋んなバカァッ!」
『なぁ、』
「んだよ!アホ***!」
『最期ぐらい、はっ、笑った顔が見たいな、何て、ゔっ』
「〜〜〜〜!バカッ!バカバカバカバカ!」
『はっ、誉め言葉!』
「〜〜っ、お前天性のバカだよなっ!」
『わりっ、もぅ。無理っぽい、かな・・・?』
「***?***?!嘘だろ?目、覚ませよ・・・バカ野郎っ!」
――微睡んでいく意識の中で見たのは・・・――
――友人の、涙で濡れた、笑顔だった――
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