花言葉は…

□第一話
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俺たちは色々な話をして仲良くなった。

俺はあまり人と仲良く話す方ではなかったが、この兄弟とは話すことができた。

まず、この鍛冶屋は兄弟で営んでいるらしい。

いつもは二人で材料を集めるため、フィールドに出ているらしいが、今回はジェインが注文があり手が離せなかったのと、この層なら、ルミのレベルで大丈夫だろうということで、ルミ一人で材料を取りに行っていた。
そこでオレンジギルドに襲われたということだ。

「このへんで鍛冶屋をやっているということは、なかなかレベルの鍛冶屋なんだろ??」

と聞くと、「中層のプレイヤーには結構使って貰ってるんだけど…俺はもうちょっと上の前線近くのプレイヤーが使うような武器を造りたいんだ!!でも妹もいるし、安全第一で考えてる」

と言った。
そんなジェインに、俺は「急ぐ必要はない、じっくりやっていけばいつか上の層まで行けるよ」
と応援した。

途中ルミがジュースを出してきた。飲むととても美味しかったので
「どこで買ったんだ?」
と聞くと
恥ずかしそうに
「私が作ったんです。その…料理スキルを少し上げていて、それはラミューっていう花の蜜で作ったんです」
という。

ルミを見ると、現実世界に置いてきた妹を思い出す。

「美味しいな」
とほめると、ルミは頬を赤らめた。

そんな話をしていると、俺に一通のメールが届いた。

アスナからだった。
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