裏story

□(ウンシヘ)ダウト
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(話声・・・じゃないよな)




「んぅっ・・・あっ、いたぁっ!もっと優しくやれよ!」
「ドンヘ力入れすぎ。もっとリラックスして、、、こっちも大変なんだから」
「ひ、やぁっ!そこ・・・あっ、、ん!」


「!?」



明らかに普通の会話ではない事とドンヘの息の交じった甘い声で
ウニョクは中で何が起こっているのか容易く想像することができた。しだいに顔が曇っていく。
しかし自分ではどうすることもできずウニョクは再びドアに耳を寄せた。



「ここ・・・気もちいいの?」
「んあぁっ!そこ・・・気持、ち、、ひゃっあ!だめぇっ」
「駄目じゃないよ、しっかり解さないと・・・」




初めはただ聞いてるだけだったが、ウニョクはとうとう堪忍袋の緒が切れた。
後はどうなってもいいと覚悟を決めドアを思いっきり開ける。



「おいっ、シウォン!お前何やって・・・」
「何って・・・マッサージだけど?」



そこにはソファの上で寝ているドンヘのふくらはぎに手を掛けたシウォンが
怪訝そうな顔でウニョクを見ていた。


「え、マッサージって・・・え?」


不思議そうな表情でまだ理解しきれていないウニョクに向かってシウォンが
もう一度説明する。


「だからね、収録で走るシーンがあったからドンヘが筋肉痛になったの。
 そんで俺がマッサージしてあげてたってこと。ほら」


シウォンがどんへの足を思いっきり揉み始めた。
するとドンヘの高い声が部屋に響く。


「う、あぁっ!だか、、らぁ・・・そこダメぇ んぁっ!」


ほらね、とシウォンは肩眉を上げてウニョクを見た。
ウニョクはドンヘとシウォンを交互に見つめ口をパクパクと
動かした後、部屋から走り去って行った。



「あれ、今ウニョの声が・・・」
「ん?気のせいでしょ」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


二日後、珍しくヒチョルは自分からウニョクへ電話を掛けた。
意外な人物からの着信にウニョクは不思議そうな表情を浮かべ電話へ耳を傾けた。



「もしもし?」
『おう、ウニョク!今からシウォンの部屋行ってみろ!面白いぞ!」
「えー・・・でも俺今から・・・」
『行かなかったらぶっ飛ばすからな」
「!?」
『ツー  ツー  ツー』



「はぁ・・・」
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