表story

□(ウネ・カントゥク)こたつとお雑煮
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イトゥク、カンイン、ドンヘ、ウニョク
の4人は「海外の老夫婦と触れあおう!」
という企画のため日本に来ていた。



老夫婦曰く、もう長い間2人で出かけていないとのことなので
4人は2人を出かけさせるため、家で留守番をしていたところだった。



「・・・ハラ減った。」




ウニョクがぽつりと呟いた。
それもそのはず。4人は朝から忙しく何も食べていなかったからだ。



「そういや、あのあばあさんが『何か困ったことがあったらこれを見てください』とか言ってなかったけ?」


カンインの言葉にすぐさまイトゥクが反応した。




「じゃぁ、はやくそれ見ようよ!ドンヘ、ちょっとそれ取ってー!右の棚にある・・・」
「これ?」
「そう、それ!ちょっと読んでー」




ドンヘは2回ほどにたたまれた白い紙を丁寧に開き読み始めた。



「えぇっと・・・風呂のことと、掃除のことと、あ!ご飯のことについて書いてある!」



そう言ってドンヘは再びこたつに入りその紙を机の上においた。
そこには箇条書きでお雑煮のつくり方が丁寧に記されてあった。




「おぞうにの作り方?え、これってぁ・・・俺たちが作るってこと?」




頬杖をしていた手から顔を少し浮かせウニョクが言った。
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