携帯小説1

□My Prince
1ページ/1ページ





………騎蘿、俺はお前が…お、お前が………



「うあぁあ!」

…また同じ夢?…

最近毎日のように
この夢を見ている気がする。

「不思議な感じ…」

私がいつも読んでいる漫画
〔王子様の恋はいつでも100%で〕
に出てくる王子様のシャロルと、そのお姫様になる、いつもは普通の女子高生の騎蘿がいつも出てくる…。

(その二人が夢に出てくる理由でも有るのかな?…)

今日もいつもと同じようなことを考えながら学校へ向かう。

いつもと変わらぬ日常。


変わったことなんて………!?


先生がチャイムとともに教室に入ってきた。

その後ろには、誰なのだろう?

「では、号令」

「き、きき、起立!気をつけ、礼。」

『お願いします!』

「ちち、ち、着席!」


さっきからずっとざわざわしている教室を先生が静める。


「お前ら静かにしろー、新任の先生の紹介ができないじゃねーか」

教室がまたざわざわする。


そして、静かになってから
その新しい先生は自己紹介をした。
「沙桐といいます。よろしく」

その先生の名前は、

沙桐 苓夜先生。

まるでシャロル王子の様な清楚な感じ。目が大きくて、つってて、鼻が高くて、口元が少しワイルドな感じ。

私は少しときめいた。

まるで、シャロル王子のよう…!?

(もしかして、あの夢の原因はこの先生に有るのかな!!!)

そう思えて仕方がなかった。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ