:天空の庵:

□大本教
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{かんすい}とは・・・   2012・06・01
           市岡邦友(90歳)
神水かんすい・は薬神くしがみ・の宿る水(鉱水)と云われる。
伝承によると“かんすい”を求め建国の九柱の神(九頭竜)が国造りの地を探査して歩いたとある。
若い頃、私は仕事上メタンガスを探し求め、全国を行脚した事があった。
気がつくと驚いた事に何時の間にか神代の九頭竜の歩いた道“かんすい”の構造線上を歩いていたのです。
昔からガスと鉱水の噴出は竜神現象として古老人々の体験に基づくものであった。
地震、津波などの天災また命ある、全ての生かされている者達への自然からの恵み、九頭竜神の思考、計らいは現代人も及ばないものであった様だ。
その“かんすい”の医療効果についても先人の知恵と観察力は学ぶどころか感服にあたいする。
“かんすい”は明治19年にして始めて温泉法によりその効果が証明された。
“かんすい”には二種類ある、マイナスイオンHCO3にプラスイオンCaカルシゥムとNaナトリゥムを配した二種である。
この二種類にはそれぞれにCO2ガスとCHガスが付随する。
CHガスは激しく燃える、またCO2を含むものは不思議な洞窟を作り出す。
何れも温泉法医療部会の資料によると飲用効果は市販のミネラル水も及ばない。
CHガスを含むものは火炎を吹くと云われ、不動尊を表現している。
またそれに付随する九頭竜の“かんすい”は鹿の集まる水場(鉱水)として地蔵尊として表現する様になった。
龍の角が鹿の角である事、茨城から沖縄までの太平洋沿岸に点在する神社の祭り「鹿島踊り」が龍神信仰に繋がる由縁である。
なぜ古老の先人達がこの“かんすい”を命がけで求め、探したか?
建国の神々九頭竜神の“かんすい”探しの旅はのちの人々の宝石業(波動、鉱水、鉱物)医療薬業、長寿・若返り(健康・美容)などの研究者、学者の対象ルートとなった。

戦中、私は民間人で創設したインド・ビルマ独立義勇軍47名(一人戦死)の一員であった。
戦後久しくしてビルマ現地人将軍退役者の一人よりヒスイの原石を入手した。
そして日本で宝石業を始めた体験より、宝石が医薬の原点である事も知った。
また日本の神社の御神体の多くはヒスイの原石である事にも驚かされた。
伝承の九頭竜はこの原石を探査しての旅あったと思いを巡らせる。
日本の研磨業の繊細な技は他国に類を見ないほど優れ、鏡・珠造り・剣・何れも得意の技物である。
現代においては天体望遠鏡・顕微鏡などの技術は日本古来の遺伝子的な感性のものと思われる。
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