:天空の庵:

□大本教
1ページ/3ページ

{大本教} 出口王仁三郎

美華媛が成龍となったその頃、王仁三郎さんが来られた。
茶々けた写真であるが、右手はパー、左手は人差し指一本、6を示し(ミロクを見せているのか?)その指は異常に長い、その廻りは光で溢れていた。
誰に貰って何処から来たかはまるで不明、移転の時紛れ込んだらしく始めはどなた様かも判らなかった。
もともと宗教とは無縁で興味もなかったので「王仁三郎くんて、どなたでしょうか?」の会話からはじまった。
なかなかヤンチャでおもしろい変わり者のようで、話をしていると面倒になったのか「己に聞け」つまりてめえで考えろ!と云う。
毒づくと、軽くあしらわれる、ある日何時ものようにガラスカップに水を差し上げていると、否と云う、焼き物の器にしてほしいという、「そんなー贅沢なー」といいつつ湯飲み茶碗にする。
後で判ったのだが王仁三郎さんは晩年、茶器を自分で焼いていたと云う。
半年したある日「大本も帰りた、ワシもそろそろ帰るとする、あとを頼むゾ」と、何を頼まれたのか?サッパリわからずにいると、次の日、上野の大本教団に下宿しているという男性Mがやって来てその写真を持ち帰ってしまった。
そして7年後にそのM氏と偶然の再会をする。
2009年1月8日、毎日新聞社本社内の喫茶店で論説員の方や数名で話をしていた。
しばらくすると隣のテーブルに二人の男性が座った、その一人と目があう、M氏だった。
丁度、いろいろな話の内容の中、大本教の話をしていたところだった。
人との出会いは、今後どのように関わり、繋がっていくか?わからないが突然神様はシンクロをお見せになったり、仕掛けをされる。

*神事に「富士山の天の岩戸、富戸へ行け・・・」(04.09.26)*

2005年伊豆に住むようになったある日、神奈川県大和から父の従兄弟という叔父夫婦が突然尋ねてきた。
10代の頃一度会ったきりであまり記憶がない、話を聞くと、その叔父の父は昔大本事件という宗教弾圧があった時、満州で憲兵だった。
その時王仁三郎を助け後、日本に帰り王仁三郎の片腕として働き、教団を助けた人物だそうだ。
そして叔父の母は王仁三郎の血筋の女性、つまり王仁三郎と私は遠縁になることが判った。
私の父も高齢で記憶も薄れてきている、この叔父夫婦が尋ねて来なかったら永久に判らない事だったのである。
(叔父の名は三谷忠雄・父は三谷清)

くしくも大本教の神は、龍神の里にお筆先として降りた「ウシトラの金神、国常立尊」と同神みられる。
出口ワニサブロウともオニサブロウともいう、ワニは龍である、オニは役小角、太子の母、間人につうじる。

ウシトラの金神は埋没神として仏教渡来に伴い身を隠してしまった神だが、古代中国では金星の精だったという説もある。
金星=ミカボシ=白青龍美華媛命と思われる。

王仁三郎は伊豆能売(イズノメ)を追求し伊都能売神を掘り起こそうとしたが何も展開せず、宗教弾圧を受け終っている。
イズノメは超古代の最高神だったがスサノヲが日本へ渡来したのを嫌い、インドへ渡り観自在菩薩に化身し釈迦に仏教を伝授し、金龍となり隠れた。

大本教がどんな宗教かも?聞いた事もなかった私は王仁三郎の亡くなった昭和23年に受胎して、昭和24年1月15日に生まれた。

古代の忘れられた神々が何故に今甦ろうとしているのだろうか。

次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ