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□父と父
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「僕のお父さんは…一人です。」

「ご、悟飯…」

「悟飯、チチが待ってるだ。かえ…」

「僕にお母さんはいません。悟空さん」

「! 悟飯、おめぇ…」

「僕が本当に危ない時に助けてくれたのはピッコロさんです。それに僕はピッコロさんが…ううん、お父さんがほっとけない。」

「悟飯…、オラは…」

「わかってます。だけど、お父さんに本物も偽物もないですよね?僕にとってのお父さんが悟空さんではなかっただけです。」

「そっか…。悟飯、いつでも遊びに来るだぁ!オラとチチは歓迎すっからな!それにもう少しで子供ができんだ…今度はピッコロが盗まねぇよう、見張っててくんねぇか?」

「子供が…はい!大丈夫です。お父さんは僕が見てます。」

「また生まれたら見に来るといいだぁ!またな、悟飯」

「はい。ありがとう、もう一人のお父さん」

「…最後に聞けてよかったぞ」

「………」

優しい笑みを浮かべながら、瞬間移動で消えていく悟空。悟空がいなくなれば、悟飯はピッコロへと駆け寄る。

「悟飯、すまない…。」

「お父さん…。僕はお父さんが大好きです!なんで謝るんですか?」

「それは…」

「悟空さんのところ、子供ができるみたいですよ?今度見に行きましょうね」

「ごは…」

「もう誘拐なんてしませんよね?僕がお父さんの傍にいるんですから…それに…」

「悟飯!」

「あ…」

「何か不安なことでもあるなら言うんだ。悟飯、本当は悟空が父親でいてほしいんじゃないか?」

「違うんです…。僕、本当なら弟ができるのに兄としていてやれない…っ僕はそれよりお父さんと一緒にいたいんです…。僕は悪い子ですか?」

「悟飯…お前は悪い子なんかじゃない。悟飯の父は俺だろう。弟なんぞ俺は作る気などない」

「でも、お父さんは悟空さんのところで生まれる子供をまた誘拐するんじゃ…」

「悟空に俺が誘拐しないよう見張るんじゃなかったのか?」

「ピッコロさんがしたいなら、僕は止めません。それに捨てられる覚悟もあります。」

「何を言うかと思えば…。悟飯、俺はお前を離す気などないと言っただろう。それと生憎悟飯以外に欲しいものはないんでな、心配は無用だ」

「大きくなってもですか?」

「俺を何だと思っている。大きくなろうと、悟飯に変わりはないだろう。」

「お父さん…っ」

「さっきは邪魔されたからな。続きでもするか?」

「つ、続き?///」

「何を想像している。冗談だ…してほしかったのか?」

「そ、そんなことないです…っ///」

「悟飯、俺は嬉しいぞ」

「…え?」

「父だと認めてくれたことがな…。いつかそれ以上の関係となるつもりだからな、クリリンやブルマに誑かされるんじゃない」

「え?え?」

「父と子の関係だけで終わらせはせん。そのために誘拐したんだ。今更逃げるなよ?」

「えー!?///」

ピッコロの爆弾発言に顔を真っ赤にする悟飯。この先二人に待ち受ける運命は一体何なのか…。

それを知る者はいない…。

END








あとがき
なんかすみません。文才力皆無な上にキャラ崩壊気味。

もう悟飯やピッコロに見えなくなってきたような…。口調とかもうよくわかんないんです。

読んでくれた方ありがとうございました!
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