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□自慢のパパ
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「ただいまママ!」

「トランクスおかえり、今日はうまくやれた?」

「まぁまぁだよ。俺、悟天以外と仲良くなるつもりないし、上辺上の付き合いはいいかな」

「こ、この子は…一体誰に似たのかしら…」

「それよりもパパは?」

「重力室だけど、また修業するつもり?別にベジータの言う通りに強くなる必要ないのよ?サイヤ人の王子だかなんだか知らないけどさ」

「今日は違うんだ。パパについての作文を書くのが宿題になっちゃって…」

「そうなの?でもベジータが父親らしいとこあったかしら?」

「パパ強いじゃん!それにサイヤ人の王子だったんでしょ?」

「ちょっと、ちょっと!そんなこと書いたら、どこのメルヘン家族なんだって勘違いされちゃうじゃない!」

「えーだめなのぉ?」

「いいから、やめなさい。それはいつまでなの?」

「えっとね…、二週間あるよ」

「結構長いのね」

「この頃は父親が忙しいところばかりで、あんまり短い期間にすると書けない子も出てくるだろうからだってさ」

「へぇ…この際、そんなに時間があるなら、ベジータに仕事をしてもらいましょうか」

「え?いいの?」

「全然大丈夫よ!まっかせなさい!」

「わーい!」

「何を騒いでいる」

「パパ!」

重力室から出てきたのか、汗を拭きつつ飲み物を飲むベジータ。トランクスはタイミングよく現れたベジータの足に咄嗟に抱きつく。

「ベジータ、いいところに来たわ。少しの間でいいから仕事してくんないかしら?」

「仕事だと?このサイヤ人の王子である俺に働けと言うのか!」

「ここは地球!働かない男はただのニートよ、ニート!」

「に、ニートのパパなんてやだよ…」

「嫌よね、トランクス。ニートのパパなんて作文に書けないものね」

「作文…?なんだ、それは」

「決まったテーマに沿って、自分の思うように文を作っていくことよ。それが今回父親についてのテーマらしいの」

「自慢のパパがニートだなんて俺やだよ…。パパ、働いてくれないの?」

「トランクスのためにお願い!」

「ったく…ふざけるな!俺は働いたことなどない。うまくできるかもわからんぞ」

「パパ…!」

不機嫌気味になりながらも了承する態度のベジータにトランクスは目を輝かせ、ブルマは少し驚きながらも自信ありげに笑う。

「それは大丈夫よ。あんたにとっておきの仕事があるんだから」

ブルマの言うとっておきの仕事とは一体…?次のページからはベジータの仕事ぶりを披露!果たして、ベジータはトランクスの作文で自慢の父となれるのか?
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