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□独占欲 / 祐希×悠太
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祐希が変わったのは…、アイツが来てからだよな…。
悠太は立ち尽くしたまま、色々と考えていた。
「おい、悠太?どうした?」
「え?あぁ、うん。祐希たちなかなか来ないね…」
悠太は周りを見回し、要をみた。
「それなら…、すぐくるんじゃねーか? 春はいるし」
ドアの向こうで手を振っている春がいた。
此方にきたと思ったら、千鶴がいきなり春に抱きついた。
「あれ?春、祐希は?」
春はキョロキョロと辺りを見回そうとした…が、千鶴で見えなかったらしく顔が険しくなっていた。
「あぁ、いいよ。春。俺が…「俺、ゆっきー探してくる!!」
千鶴が手をピーンと伸ばし走っていった。
別に…、祐希に友達が出来たんだし、良かった…んだよな…?
やっぱりなんか胸の辺りがムカムカする。
悠太は心臓を掴むかのようにギュッと胸の近くで手を握った。