main

□独占欲 / 祐希×悠太
1ページ/8ページ

この頃思う。弟は変わった。

小さい頃はずっとそばにいて、ずっと一緒だった。

でも…、高校生に入ってからかあいつは変わった。







「はぁ?! お前また、あいつの買い物に付き合うのか?」


この人は塚原要。
今年から同じクラスになった。
いつもはよくキレるが、俺と一緒の時はあまり怒らず、普通に会話している。


「そうなんだよねぇ…。別にいいんだけどさ…」

今はHR前の休み時間でガヤガヤと教室が騒いでいた。



別に祐希の買い物に付き合うのが嫌とかそういうのはない。


ただ…
「もう少し早く終わしてくれると嬉しいんだけどね」


そういうと悠太と要は同時に溜め息をつき、目を合わせた。


「俺だったら絶対行かないな」

要はそういいながら、ははっと笑った。


まぁ、確かに要がニコニコしながら買い物に付き合うなんて、想像つかない。

まぁ 買い物に付き合うとしたら要はお母さんとだろうな…。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ