白い桜は華の如く……

□零
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面倒だから……と言えば嘘になる。


人間関係に飽きたのだ。


人を信じるだなんて、無駄なこと。


それを中学生の時のクラスの人達が教えてくれた。





―――――。。。



ある日、中学二年の頃。


定期テストの日だった。



「先生ー!」


「どうしました?」


「……秋桜さんが、私の答案用紙をカンニングしてました!!」


『………』



こいつは宇治宮という奴で、ここらでは一番の権力を持った人だった。
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