紅い桜は鬼の如く……

□拾肆
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土「千鶴、どうだ?」


千鶴「………」



千鶴ちゃんは尋ねてきた土方さんに首を振る。



横に首を振る千鶴ちゃんを、土方さんは残念そうに見詰めるのだった。



千鶴「私、行きますので、しばらく見てください」


土「あぁ」



すっかり千鶴ちゃんも土方さんと打ち解けたようで、仲がいい。



……少しばかり、イラついていた。







これが俗に言う嫉妬なのだが、魅也は気付くよしもない。






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