紅い桜は鬼の如く……

□拾弐
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斎藤さんと原田さんは何やらかんやらと話し合っているが、まったく内容がわからない。


ちゃんと勉強しておけばよかった………



ただ一つわかったのは幕府側は押され気味かもしれないということだった。


完全肯定は出来ないが、完全否定も出来なかった。





近藤さんは尚役人に食い下がっている。



近「我々には正式な書状もある!!上に取り次いでいただければ……」
「何度言っても返答は同じだ!!お前ら壬生狼ごときに用などないわ!!」


『なっ!!?』



ちゃんと上からの要請でこうきている新撰組を邪魔もの扱いするなど……言語道断!!


考えるより先に口と足は動いていた。


何より近藤さんに土方さん、みんながつくってきた新撰組をバカにされたのが許せない。





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