紅い桜は鬼の如く……

□捌
2ページ/33ページ





『ん?』


千鶴「魅也さん?」


『ううん、気のせいだった。変なモノが見えた気がしただけ………』


千鶴「そうですか」





『(玖牙、いるんだろ、出てこい)』


“なんだよ”


『(あいつ、この前の暗いオーラ纏ってた奴だよな?)』


“………確かに。店に入って行くぞ”


『(少し追いかけるよ)』


“勝手にどうぞ”



この頃見えるようになったつれない玖牙を引っ張り(周りから見ると変に見える)格子の外から店の中を見た。






_
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ