紅い桜は鬼の如く……

□拾肆
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―――――。。。




『………』


千鶴「魅也さん?お粥ですけど、食べれますか?」


『………』


千鶴「っ……」



あの夜から、体が言うことを聞かない。


千鶴はすっかり良くなったらしい。


少しばかり動くと、頭が割れそうに痛む。



一体何があったのか、見た目に大した違いはない。


でも、身体中から、何か追い出そうとしているのだ。



私の身体は本能でそう動いている。



それのせいか、腹は減るが食欲はない。動きたいのに動けない。喋りたいのに喋れない。


無駄な動きを一切したくない、動くなと、身体が嘆く。



私の本能は、何かと信じられる。だから素直に寝込んで、瞬き以外一切動かず、喋らないようにした。



瞬きも、ずっとしていると身体が重く、怠くなってくる。


それをなんとかするために、起きていることすら、しなくなっていった。






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