紅い桜は鬼の如く……
□拾
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―――――。。。
『っ………』
千鶴「………」
千鶴ちゃんが座りながら寝てる……
外は真っ暗。月明かりが差している。
軽く外に出ることにした。
千鶴ちゃんを起こさないようにゆっくりと外に出た。
『はぁ………』
気持ちいい………
ジメッとしている風ではなく、サラサラとしている風。
あの後一体どうなったのか。思考が巡る。
土「魅也?」
『へ?』
振り向かなくてもわかる、この漆黒のオーラを纏った声。
『土方さん?』
土「………動くな。まだ傷が」
『返り血しか浴びてませんよ』
土「………お前には何を言ってもわかってくれねぇな。しっかり傷があったぞ」
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