すすめ!

□軽く考えると大抵失敗する
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生徒会の話し合いは毎日放課後行われている

本日も例外ではない






もうすぐ夏祭りというわけで、話し合いの内容は夏祭りになるのが普通だろう





「あれ?3Aのクラス…主人公の欄に会長の名前あるんですけど」


「あー…あぁ。どっかのバカのせいで俺がスケットに入ることになったんだ」


「本当すいません会長反省してます」


「会長が白雪姫ですか?女の子の格好してる会長なんてレアですね…写真は任せてください」

「売った金で楽しようとか思うなよ」

「……ヤダナーソンナコトシマセンヨー」



「……」



「兄貴が主役…!俺カメラ三台用意します!」

「やめろハヤト」





「あれ。でも3Aって…ケンヤのクラスじゃないっすか」







ピシリ



そんな音がピッタリなほどにリルアの動きが止まった




いや、でもケンヤがそんな行事に参加するわけがない
確か三年間の中で一度も出現していなかったはず





でもわかっていても確認したくなるよね







リルアは即効でそのクラスの紙を確認した










主人公の欄がリルアなのは当然だろう
問題は皇子役だ







「………まじで」













軽く考えると大抵失敗する
皇子:ケンヤ

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