すすめ!

□処罰
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放課後
緊急に生徒会執行部全員が召集された



とある処罰を決めるためだ











処罰の対象になるのは
前回ストーカー行為を働いた副生徒会長真(まこと)






「すいませんって会長!も、もうしませんから許してください!!」



「誰が許すかバカ」







本来なら生徒の模範となり、はたまた生徒会長を支えるべき立場の副生徒会長が一般生徒にストーカー
そんなことが許されるわけがない





「ほんっとーに反省してるんですよおお!」







「兄貴の友人を怖がらせるなんて許せないっす!!兄貴!こいつそっこー副生徒会長やめさせましょーよ!自分が副生徒会長になるんで!」


「あぁ!?黙れ下っぱ!」




「なんだとストーカー!」







「あーもぅ黙れお前ら」






会計のハヤトと真はじつに仲が悪い
なぜかは知らないが気に入らないらしい






「うーん…処分しないといけない書類もたまってるし、書類整理やらせたら?」




「いや、たまってる書類全部こいつがストーカーに夢中で忘れてたやつだから意味ねーよ」


「私は一ヶ月間奴隷にしてやるほうがいいと思うけど。楽できるし。ね、奴隷にしましょ?楽したい」



「お前生徒会に関係ないことまでパシる気だろ」




「そんなことないよ。歩くのが面倒なときは馬になってもらいたいだけ」



「自分で歩け!」








「あっならさぁ」






なかなかまとまらない意見のなか一人思い付いたように声をあげた
それは書記のメガネガール・鏡子
特徴的なメガネをくいと上げてチラリと真を一瞥する






「ケンヤ先輩の監視係とかどーですか?」









その冷たい瞳なら放たれた冷たい声に生徒会全員が凍りついた













「あー…うん。い、いいと思いますよ!自分は!」


「私もべつにいいと思うぞ」


「少し可哀想な気もしますが…それで生徒の平和が約束されるならいいと思います」



「えええええええええ!!!!!ちょっあの喧嘩厨の監視とか俺死んじゃいますよ会長!」



「あー…まぁ…いんじゃね?」





絶望的な顔を見せる真
その反対側でムクリと起き上がる影があった
もぅ一人の副生徒会長・誠一である











「あ。終わった?で、どーなったの」









「ケンヤの監視係にしよーと思う」




「まじで?うっわかわいそー」






「誠一いいいいいいい止めてくれええええええええ同じ副生徒会長のよしみで止めてくれええええええええ」





「やだよお前がストーカーしてる間俺頑張ってたんだから」






「決まりだな」















処罰
それは喧嘩厨の監視

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