bacetto
私が書いた短い詩です
◆stagione
しんしんと降る雪が
やがて桜にかわるように
ヒラヒラと舞い堕ちる桜のように
サラサラと紅葉が堕ちる
変わりゆく景色は
人の心と同じ
それでも、変わらなければいいのに…
淡い期待に
応えるものはどこにもない
2011/09/17(Sat) 21:15
◆promessa
腕を振って
風を切る
「目標まであと何m?」
「さぁ、どうだろう」
自問自答で駆け抜ける
誰よりも早くその先へ
白い闇にケリをつけて
昨日よりももっと遠くへ
昨日よりももっと早くへ
想いをのせたら加速度増した
誰よりも早くその先へ
逝きつく場所が棘(イバラ)でも
立ち留まることはない
果てのない未来で交わした約束
2011/09/17(Sat) 21:13
◆effimero
泡沫のものを
求める続けるのは
一人だけでは居られないと
人は弱さに恋をするから
それで壊れてしまっても
良いと
手を伸ばす
2011/09/17(Sat) 21:12
◆assente
「死にたい」
呟けば
「殺してあげようか?」と
かえってくる
そう言いながら
何時も死なせてくれないのは
君なんだ
君が俺を必要とするから
死ねない
君が俺を必要としなくなったら
一人で
彼岸花の咲く河原に逝こう
2011/09/17(Sat) 21:12
◆acquazzone
恵みの雨に
頬濡らし
歌う大地に
足をつけ
小鳥の歌声
耳を傾け
天つ風に
身をゆだね
あの日見た夢を
腕(カイナ)に…
2011/09/17(Sat) 21:11
◆bolla
風に煽られて
飛んで
消えて行く
大した所まで飛ばずに弾けた
シャボン玉
これくらいに、潔く
この想いも弾けて
消えてしまえばいいのに
光に反射して
優しく彩(イロ)を変える
シャボン玉
弾けた後は何処に還る?
何を思って空に消える?
いつか
いつか
巡り廻って
またここで会えると信じて
2011/09/17(Sat) 21:10
◆anamnesi
遠ざかる
追憶に手を伸ばす
蜃気楼のような
あるかないかわからない
それでも伸ばした
消える前に
そっと
この手で包んで…
温かい記憶
今は亡き温もり
抱えて
歩いて行こうと
ともに決めた覚悟
迷わず選んだ孤独
それでもいい
2011/09/17(Sat) 21:09
◆incantamento
12時の鐘で解ける魔法
綺麗な馬車はカボチャにもどる
汚い綺麗な魔法が解ける音
全てが終わるその前に
ガラスの靴を置いて逃げる
見つけられれば
喜劇
見つけられなければ
そこまで
残り少ない
白紙のページ
次に書くのは貴方の番
2011/09/17(Sat) 21:09
◆ammattimento
Un pistolet noir
Rouge être éparpillé
Rafraîchissement
La poupée qui ne fonctionne pas
À moins que je prépare une nouvelle poupée
Assassine-le si je ne pleure pas
"Attends!" Je ne l'entends pas égaliser si je pleure comme
Après fait pomponne la pièce
Buvons du thé qui a fini juste service il
Qu'est-ce que les prochains feront?
(黒い拳銃)
(飛び散る赤)
(爽快感)
(動かない人形)
(新しい人形用意しなくちゃ)
(なかないなら殺してしまえ)
(「待って!!!」なんて泣いても)
(聞いてあげない)
(人形遊びをした後は
淹れたての紅茶を飲もう)
(次は何をしようか?)
2011/09/17(Sat) 21:08
◆carpare
善だ悪だと
罵るのは人の悪い癖だ
人間が善と悪に分けられる
訳ないじゃん?
人の心は秋空だ
どうせ僕等は善と悪の間を
這いずって生きてる
2011/09/17(Sat) 21:07
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