<中編>魔法異聞録PERSONA零 罪
これは数多ある平行世界の話。
あの時幻想の世界に足を踏み入れなかった少年のもうひとつのお話。
ひとつの世界は闇に覆われ、明けない夜天の空が広がる。
その黒き闇は人間の罪。
世界の罪。
人間は果て無き欲望の末に一冊の魔道書を生み出した。
それが罪の塊に成り果てた時、ひとつの物語が終焉を迎える。
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