拍手歴+リク
□花火
1ページ/1ページ
ヒュー ドンッ
「花火はいいね」
「ガキ」
屋台のかき氷を食べながらはしゃぐ私に向けられた言葉はあまりに色気のないものでーーーー。
(むっ)
「ガキじゃないもん!!!」
自覚のある私はとてもムカついた訳ですよ…
「じゃあ証明してよ」
ほんとにガキかお前等は!!!
「いいよ」
「じゃ、キスして」
「ハィ???」
「しないいとガキな」
「…わかってるよ///」
目ぇ瞑って
咲羽の顔が近づいてくる。
まあ実際近づいてるのは私だけどね
チュッ
唇に軽く触れるだけのキス
瞑ってるはずの瞳が私を見つめている
見てるのは反則////
クッ
「なに百人相になってんだよ」
やっぱガキ と言いながら咲羽は後ろをむいて歩く
待ってよ〜
たぶん咲羽の耳が赤かったのは気のせいだよね…。