ニシキギ 弐

□24
1ページ/1ページ


*会話ばかり



「サッチ、しりとりしようぜ!」



「しりとり? 別いいけど・・・どうしたエースお前!?」



「はい、じゃしりとりのリからな! サッチからはい!」



「あれ、無視? あれ? 一緒に遊んでやんのに無視? なにこのリフジン」



「はーいサッチ負けー弱っ! 本当に隊長かよなー」



「黙れ平隊員! しりとりと隊長関係ねぇし! っつかさっきのは違ェよ! なんで理不尽なんて言葉で終わらせんだよ! 俺はアホか!」



「アホ」



「・・・あれ、なんでだろう視界が滲んでいくよ」





一戦目
対サッチ
勝利








「マールコ! 暇だろ? 暇だよな。しりとりやろう!」



「おう殺ってやろうか」



「あれ・・・なんか殺気!?」



「遊ぶなら他でやれよい」



「やってくれるまで部屋を出らん!」



「勝手にしてろい」



「おう!」




30分




「しーりとり! しーりとり! げほげほ・・・しーりと」



「ああもう黙れ! なんでそんなしつけェんだい!」


「い、いろいろあってな・・・」



「・・・一回だけだい」



「・・・! おう!」



「しりとりのシからだい。シネ」



「ネ、ネイキ!」



「キエロ」



「ロ・・・ロウソク!」



「クルシメ」



「メ!」



「メイワクダイ」



「・・・ごめん。俺、なんか泣きそうだから行くわ。付き合ってくれてありがとう」



「(・・・なんだいこの罪悪感)」



「ぐすっ・・・」



「クロウに持ちかけてみろい」



「え?」



「なかなか凄いよい」



「・・・おう! ありがとな!」



「・・・よい」





対マルコ
戦線離脱につき敗北
だがなんか勝利
情報入手いざ、クロウへ!









「クロウ!」



「・・・ああ、どうしたエース」



「しりとりしてくんね? ・・・今ムリかな?」



「いや、大丈夫だ」



「マジか! じゃ、じゃするぞ・・・! シリトリ!」



「リール」



「ルス!」



「スル」



「ル・・・ルーレット!」



「トール」



「ル、ル、ループ・・・!」



「プール」



「ルール!」



「ルーム」



「(ふう、やった・・・!)ムギワラボウシ!」



「シル」



「ルフィ!」



「イ・・・でいいのか?イル」



「・・・・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」





対クロウ
弟の名を出すも惨敗





「す、すまない。ところでルフィとはなんだ?」



「聞いてくれるか!!」



「ああ・・・」



「よっしゃ! 最近話し出したら周りに人がいなくなって誰も聞いてくんなくてよ! 久しぶりだ! あんな、ルフィはな!」










その後三時間続いた話。
クロウは嫌な顔一つせずに聞いてくれました。







「それでな、そん時ルフィったら・・・・・・!」



「く・・・まさかマルコ隊長に続きクロウさんまで・・・!!」


「それよりよ、アイツさ」


「ああ、賭けのこと忘れてるな」


『ま、俺らが得だからいいけど』



そんなことよりクロウさんって本当に凄い・・・。


[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ