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□僕はキスで誤魔化す。
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「ん・・・・」

その日、珍しく早く起きた朝は、部屋の空気がいつもより少し肌寒かった。

しかも心なしか外が静かに感じた。

毎日聞こえてくる鳥のさえずりさえ聞こえない。

「・・・・セバスチャン。」

僕がそう呼ぶと直ぐに奴はやってくる。

「失礼します。
坊ちゃん・・・・どうなさいましたか?こんな早くに起きてしまわれて・・・・」

セバスチャンは困ったような表情で言ってくる。

「だって、なんか・・・・外の様子がおかしい・・・いつもと違う・・・・あと、寒い・・・・」

「"外の様子がおかしい"とは?」

「・・・・静かだ。」

「嗚呼、きっとそれは雪が降っているせいでしょう。」

「雪が?」

「えぇ、昨夜から降り始めていたのですが・・・・
昨日、坊ちゃんは早めにお休みになられていたので、お気付きにならなかったのでしょう。」

「・・・・そうか。
そういえば、もうそんな季節なんだな・・・・」

「もう、12月ですからね。降ってもおかしくありません。」

「12月・・・・か。」

「12月といえば・・・・坊ちゃんの誕生日、ですね。」

「・・・・ああ。」

「今年こそは坊ちゃんの誕生日に使用人達がヘマをしないようにしますので。」

「・・・・・・・・ああ。」

「今年はカリーもご用意しましょう。せっかくロイヤルワラントを頂いたので。」

「・・・・・・・・・・・・ああ。」

「それと、とっておきのスイーツをご用意しますね。
貴方の好みのフルーツをふんだんに使ったショートケーキにしましょうか?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・ああ。」

僕はどんどん不愉快になってきた。
その話題は止めろと言いたかった。

だってその日は――・・・・。


・・・・でも、言えないのが僕だ。

「今年もパーティーをひらきましょうか?エリザベス様方もお呼びして・・・・」

だから・・・・

僕は・・・・

「・・・・もう、しゃべるな・・・・」

・・・・行動で示す。

「え・・・・。・・・・坊ちゃ―――・・・・」

僕はセバスチャンの唇に僕の唇を重ねた。

深く、甘く。とろけさせるように。

――・・・・僕がソレを思い出してしまっている事を悟られないように・・・。

僕は弱い。
それは僕が一番わかってる。
両親が殺された日を思い出すだけで、いつもの調子を崩すぐらいに。

そんな姿・・・・
コイツには見させたくない。

だから・・・・



僕はキスで誤魔化す。



セバスチャンは僕のキスに弱いらしいからな。




こンの・・・・駄文がぁぁあ!!←www
てかさ、私前フリ長いし、朝早く起きたってヤツもいらないwww
「(セバス)桃執事はまだまだ未熟ですねぇ・・・・あと、もっと私と坊ちゃんをラブラブさせてくださいよ!!」
えー…wセバシエでラブラブ甘々ちゅっちゅvなんて私には書けないよwww
ごめんセバスwww

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