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―デイダラSide―



あ゛あ゛ーーー!!!ムカつくぜ!!サソリの旦那!!思い出しただけで苛々する、何だってオイラが旦那何かとコンビ組まされて毎日顔見合わせなきゃなんないんだ!!うん。

旦那なんていーっつもあのガラクタの中にヒココモリやがって、アジトに帰るなり恐らく人形とかいじっちゃってるんだ!!

※サソリの本体をまだ見た事がないという設定で!

中身はオッサンだろ?まだピチピチなオイラと話しが合う訳ねぇーんだ!!どーせヌッサイクな油ギトギトのくせぇーオッサンのくせにーーー!!


・――――

しかしデイダラは暫く経ち、熱がさめてくると・・・

旦那との嬉しかった出来事を思い出し寂しくなる

「でも旦那だってあんな仏頂面してるくせに良いところはあるんだよなぁーうん」


オイラが暁に入ったばっかりで初任務の時に、旦那がオイラの緊張を解こうとしてプライベートの話しをしてきた

あの通りぶっきらぼうな旦那は相変わらず単語で話しかけてくるんだ

「お前好きな食い物は何だ!!」
「へぇ!!オイラの好きな食べ物はおでんのばくだん」

「そうか」

((興味なさそうだ・・・何で聞いたんだ・・・

でも旦那はオイラが言った言葉をちゃんと覚えててくれて、初任務が終わってアジトへ帰ってご飯を食べようとしたら、おでんのばくだんがオイラの皿にだけのってた、きっと旦那がご飯当番の小南に頼んでくれたんだ

っと思っていた・・・
でもオイラが一人で行った任務から帰って来た時の事だった、ヘトヘトになったオイラは自分の部屋に行くのにも精一杯だった

そんな時に旦那と遭遇

((げっ・・・こんな時に最悪!!

って思ったオイラの顔をじっと見て来た 旦那は一言吐き捨てたんだ

「リビングの机」
「?」

オイラは意味不明だったしヘトヘトだったけど、確かにお腹は空いていたから、冷蔵庫を物色しに頑張ってリビングまで歩いたんだ

すると・・・

「おでんのばくだん・・・」

初任務で見た少し大きめのおでんのばくだんが机の上にあった、お皿の下に紙もあった、オイラはその紙を取り読んだ

"これでも食って早く寝ろ!"

と書いてあった

「・・・旦那」

初任務の時も今日も旦那の手作りだったんだ、オイラはこの事を思い出し、やっぱりオイラの相方は旦那以外考えられないって思っちゃうんだ

他のメンバーは知らない、旦那の不器用な優しさはオイラだけにはちゃんと伝わってるから・・・





「明日謝ろっと、うん!」





 
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