R!o BOX
□デンジャラスボーイズ
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「兄さん、今まで何処に行ってたのさ!!!」
「うるせぇいつまでも兄弟面してんなよ!!余計な御世話だ!!離せ!!」
「うーん、それは出来ないかな」
「くそっ!!」
「レセルヴァさん、どこで兄さんを?」
「あーえっとぉ..」
『あのーこの辺でこの写真のガキみませんでした?』
『この子かい?ウチにいるぜ。
ミハエルー!!てめぇに客だぁ!!!』
「てな感じかな」
「もう兄さんたらそんな風俗店に居たら危ないだろ!!」
「うるっせぇなぁ!!俺は遠路はるばるこのドイツにレディを探しに来たんだ!!邪魔すんなよな!!」
兄さんはレセルヴァさんの腕の中で牙を剥きじたばたと暴れたが
レセルヴァさんには何の効果もなかった。
寧ろ涼しい顔をしている。
「いいかい、子犬ちゃん。君の愛しのレディちゃんの消息は掴んでるんだ。大人しくあたしらに付いてきた方が確実だと思うがねぇ」
「....それ、本当か..?」
「あぁ」
「兄さん、一緒に行こうよ。僕等憎み合っても兄弟だろ?協力するのが普通じゃないか」
優しく微笑むと兄さんもふんわり笑って「そうだな」と言った。
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