R!o BOX
□デンジャラスボーイズ
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「すみません、この辺に僕にそっくりな男の子を見かけませんでしたか?」
「悪いけど見てないよ。あんた男娼かね?」
「はっ!?いえ、違います!!」
「何でも良いけどよ、今のドイツが危険なことくらい知ってんだろ?
フランス訛りじゃ襲われるぜ色ガキ」
「色ガキじゃないです!!」
なんて失礼な方だ!!
こっちは死ぬ気で兄さんを探してるっていうのに!!
そういえば、レセルヴァさんはまだかな..
僕は石橋の上で大きくため息をついた。
するとどこからかレセルヴァさんの声が聞こえた。
「おーい、ミルー」
「レセルヴァさん?何処ですか!?」
「こっちこっちー下だー」
「下?」
下を見るとレセルヴァさんが笑顔で手を振っていた。
そしてその腕の中には..
「兄さん!!!???」
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