フレグランス(香水)の調香師(パフューマー)の中でも最高峰の評価を持つ者をフランスでは「ネ(鼻)」という称号を与えて賞賛します。フレグランス(香水)以外の製品に添付する香料を調合する人はフレーバーリストと呼び、パフューマーとは区別されています。
ときどき調香室に入る機会があるのですが、香りが充満しており、すぐに鼻が効かなくなってしまいます。毎日毎日さまざまな香りを調香する人を見て、どんな風に嗅覚をリセットしているのか、不思議に思います。
テレビドラマに出てくるようなスプレーでそのまま顔に当てたり、瓶から直接手に取って首筋や耳たぶにつける方法。これは初心者がフレグランス(香水)のつけ方を学ぶには最悪です。テレビ映り重視ですが、真似しないようにしましょう。こんなにつけたらフレグランス(香水)酔いしてしまいますから。
瓶から1、2滴(又はスプレー1プッシュ)分を、手首、足首、お腹につけます。つけた直後にフレグランス(香水)を擦る(さする)人がいますが、やめましょう。人肌成分(皮脂や汗)と反応して強烈な香りになる場合があるので。指先などで軽く叩く程度にしておいて下さい。
つけ直しやつけ足しもやめましょう。初心者でしたら確実に鼻が効かない状態でやることになります。多量につけすぎて大失敗する可能性が高いですから。