めろでぃ!!

□#1 入部
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「はぁ……時計見間違えるとは…」

「でも、遅刻した訳じゃないし、結果オーライだよ優人くん」

入学式は8時半からだ。時計を見間違えたとはいえ、一体何が悲しくて1時間も早く学校に来なくてはならないのだ。
それはそれとして唯はポジティブな考え方をする。
俺は朝食を摂っていないので学校の近くのマックで朝食を摂ることにすると、唯もついてきた。どうやら唯も朝食を摂っていなかったようだ。
朝食を終えて俺達は再び学校へと向かう。

「一緒のクラスだといいね〜」

初対面でこんなことを思うか普通?
いや、そういう奴もいるのか。

「うん。でもクラス多いし……どうだろうな」

「そう弱気になっちゃダメなんだよ!優人くん!」

別に弱気になっている訳ではないのだが……。喋りながら歩いていると玄関のバカでかいクラス掲示板の前に着いた。

「か、か……神風……お、あった」

「あ!優人くん同じクラスだぁ!!やったぁ!」

俺が自分の名前を見つけるとほぼ同時に唯も自分の名前を見つけたようだ。しかも同じクラス。
ちょっと待て唯のテンションの上がり方が異常だよ。
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