□機械の子【甘】*
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「家‥上がってけば?」


「お邪魔します‥」




冷たい麦茶を出して、俺はすぐにエアコンのスイッチを入れる。


普段はエアコンなんて電気代を食うだけだからつけたりしない。

凌げるなら、窓を開けたりして暑さを凌ぐ。



でも‥今はお客さんがいるから特別だ。


この狭い部屋で、少しでも居心地が良いと感じて貰えるように。




「部屋‥きれい‥」


「独り暮しだからな。家事とか裁縫ばっか得意になっちゃって‥」


「そうなんだ‥。だから‥俺にもお弁当を‥?」


「うん。‥食べて貰えるの嬉しいし、泉の喜ぶ顔が見たかったから‥」




そういうと泉は俯きながら、モジモジと身体を動かしていた。


恥ずかしいのだろうか?


俺が頭を撫でようとすると、泉はビクッとして俺は思わず手を離す。




「あっ‥あの‥えっと‥」


「‥そんなに嫌?」


「え‥」


「俺に触られたりするの‥そんなに嫌なの?」




ぶんぶんと首を横に振って、口に手を当てる泉。


その目は俺を追ってはいなくて、ただ下を見つめている。



‥解らない。


無表情がここまで憎いと思ったことはない。




「‥ドキドキ、する‥から‥」


「‥‥は?」


「浜田に、触られ‥ると‥ドキドキ‥する‥から‥‥」


「‥‥っ‥!」




気が付いたら、俺は泉を抱きしめていた。


カタカタと小さく震えている泉だったけど、俺の背中にぎゅっと手を回してくれた。



可愛くて可愛くて‥俺だけのものにしたい。


そう思うと、今までの想いが全て欲求と言うものに変わっていく。



付き合ってまだ数週間。


こんな展開‥まだ早いんじゃないか?




「‥はま‥‥んっ‥ぅ‥」


「口、少し開けて‥泉、嫌だったら言って‥」


「‥んっ‥はぁっ‥」




ぎゅうっとワイシャツを掴んで、俺のキスに答えようと舌を絡ませる泉。


良かった‥嫌じゃないみたいだ。


唇を舐め上げ、ちゅっと吸い上げてから泉の顔を見ると、頬を上気させて目をトロンとさせて‥焦点の合わない瞳で俺を見ていた。




「刺激‥強かった?」


「‥はぁ‥、はぁ‥」


「優しくする、から‥」


「‥‥へっ‥あ‥!?」




ごそっとズボンの中に手を入れて、俺は泉のモノを手に取る。


そのまま上下に擦ってやると、それはみるみるうちに硬くなっていった。


荒っぽい息が部屋に響き、心臓の鼓動も早くなる。




「アッ‥あっ‥!浜田っ‥怖‥いっ‥」


「‥大丈夫だよ。初めは怖いけど‥一回イけば気持ち良くなるから‥」


「はぁっ‥ぅあ‥あぁ‥」




俺の腕を強く握り、ビクビクと身体を震わせて目をつぶる泉。


そうして5分も経たないうちに泉は達してしまい、その余韻に浸った。



俺が初めてイった時の感覚は、それはそれは気持ち良かったことを今でも覚えている。


再びキスをして泉の意識を呼び戻すと、今度は身体にキスをしながら愛撫を始めた。
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