□お前の幸せ【甘】*
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コイツの言っている事は本当なのだろうか?


そんなことをぐるぐる考えているうちに俺は良郎に抱きしめられ、身動きが取れなくなってしまう。


逃げなきゃ。

そんな事が頭を過ったが、実の弟を突き飛ばせるわけもない。




「もし、そうだとしても‥お前は俺をどうしたいんだ?」


「‥犯したい。心も身体も、全部俺のものにしたい。」


「おか、すって‥お前‥そんなこと‥」




狂ってる、完全に。


でも弟の目を見ると、その目は確かに本気で。



微かに身体が震えているのが分かった。




「俺は彼女が居たことはあるけど‥セックスはしたことが無い」


「そう‥なんだ」


「自慰は‥毎日‥3分くらいで‥」


「はやっ!?兄さんって‥早漏なんだね‥」


「わ、悪いかよ‥」


「ううん、全然。‥ねぇ、試してみよっか?」




再び唇を押しつけられたかと思うと、今度は舌が入ってきた。


弟にキスされているのに‥嫌な感じはしない。


そのままズボンに手を這わされてズボン越しに自分のモノを触られ、その感触に身体が跳ね上がる。




「ちょっと‥マズイって‥母さんとかにバレたら‥!」


「大丈夫だよ。今日は出かけてて俺達しか居ないから‥」


「あっ‥ぅ‥アッ‥や、まて‥っ‥変な、声‥がっ‥!よしろっ‥!」


「俺がヤりたいだけだから‥兄さんは感じてて良いよ。」




椅子の下に跪くようにして座ると、良郎はズボンのファスナーを下ろして俺のモノを取り出す。


その行動の早さにも驚いたけど、ためらわず俺のモノを口に含んだことの方が遥かに驚いた。


男が男のモノを口に入れるって‥普通なら抵抗のあることだと思うんだけど‥。




「あ、ぅあっ‥!はぁっ‥ンッ‥ああっ‥ちょ、あっ‥やば、いっ‥これ‥っ‥!」


「気持ち良いでしょ?兄さん‥フェラもされたことないんだ?」


「アッ‥され、た‥こと‥なっ‥あっ‥はぁっ‥んんっ‥あ‥ふぁっ‥き、もち‥い‥」


「イキたかったら出していいからね‥飲んであげるから‥」


「あ、や、だ‥汚ぇ‥からっ‥やめっ‥よし、ろっ‥あっ‥!やめっ‥あああっ‥!」




初めて味わう温かい感触と絡みつく粘膜の感触に耐え切れず、俺はドクッと良郎の口内に欲を吐き出した。


その出たものを良郎は美味しそうに飲みこみ、ペロッと口元を舐める。



恥ずかしくなってすぐに顔を背けたが、俺の心の中は罪悪感でいっぱいになってしまっていた。
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