□お前の幸せ【甘】*
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「兄さん、ちょっと良い?」


「あぁ‥どうした?」


「自慰ってしたことある?」


「はぁ!?」




弟から出てきた言葉に、俺は口の中から何かを吐き出しそうになった。


最近髪を金に染めた、少し不良にも見える弟。

でもそれも似合うくらいにカッコいい。


俺の方より身長が高いくらいだし‥容姿は全部弟に持っていかれた感じだ。




「い‥いきなりなんだよ!」


「週に何回くらいする?」


「っ‥それは‥その‥お前には‥まだ早いと言うか‥」


「何の冗談だよ?それ。中学の頃には皆やってんだろ。」




飄々と言葉を並べる良郎に腹が立つ。

俺はコイツの3歳上の兄貴で、コイツはまだ高校二年生だ。


つーか家族のそんな事情を聞いて何が楽しいのか‥そんなこと聞いたって、気持ち悪いだけだろうに。




「ね、何回するの?ズリネタは?セックスしたことはあるの?」


「な‥なっ、なんなんだよっ‥!そんなの聞いたって気持ち悪いだけだろ!?」


「俺、兄さんのそう言う話‥凄い興味あるんだけど。聞かせてくれない?」




じっと見つめられてお願いされるこの目に俺は弱い。


兄としての性なのだろうか?


弟の言う無理難題な事もやり退けてやりたいと思う‥いつもそんなことをしてきた。



自分でも自覚しているほどの重度のブラコンだ。




「そういうお前は何使ってんだよ?」


「‥俺?」


「そう、お前が教えてくれたら教えてやるよ」




机の椅子をくるっと回転させて良郎の方へと向くと、そのまま机に手を付かれてキスされた。


俺は椅子に座っている状態だから、良郎の手に挟まれて逃げることは出来ない。




「ちょ‥何して‥!?」


「‥兄さん」


「へ‥?」


「俺のズリネタ‥いつも兄さんのこと想像してしてる」


「はぁ!?」




口から出てきた思いもしない単語に俺は硬直した。


実の弟が俺をズリネタにしているって‥それはマズくないか‥?




「そ、それって‥近親相姦とかホモとかの部類に‥!」


「そうだよ。だから俺も困ってるんだ。」


「彼女とか‥居たことあんだろ?なんで‥俺なんだよ‥。訳わかんねぇ‥」


「兄さんのことを想いながら毎日のように抜いて‥彼女を抱いているときも、ずっと兄さんのことばっかり考えてた。」
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